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商品券を選ぶメリット

香典返しに商品券を贈る場合、一体どんなメリットやデメリット、注意点があるのでしょうか。香典返しに商品券を贈って良いものかどうか悩んでいる方は、是非今回の記事を参考にしてみて下さいね。

香典返しに商品券はアリ?

香典返しに贈る品物と言えば、昔からお茶や海苔、お菓子などの食品類や洗剤などの消耗品、タオルなどが定番とされてきました。これらは食べたり使ったりしてしまえば消えて無くなる「消えもの」と呼ばれており、不幸が無くなる、不幸を洗い流すという意味からも弔事の贈り物にふさわしいと考えられています。

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しかし、時代とともに人々の贈り物に対する考え方は「贈った相手に喜んでもらう事」「贈った相手を困らせない事」を重視するように変化してきました。このような考え方の変化から、現代では昔からの習慣にあまりこだわらずに品物選びをする方も増えており、香典返しに商品券を贈るのは決して珍しいことではなくなってきています。ただし、商品券を贈るにはいくつか気を付けるべき注意点があります。以下の項目でお話ししていきますので、香典返しに商品券を考えている方はしっかり押さえておきましょう。

商品券を選ぶ際の注意点

香典返しに商品券を選ぶことは、近年では一般的な選択肢のひとつとして広く受け入れられるようになってきました。しかし、形式的な贈り物である香典返しだからこそいくつかのマナーや配慮を押さえておくことが大切です。まず、商品券は金額が明確に記載されているため相手にお返しの金額がそのまま伝わってしまうことがあります。こうした金額の「見えすぎ」を避けたい場合は商品券に加えて品物を添える、または品物のみにするという方法も検討すると良いでしょう。

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また、使用できる範囲も重要なポイントです。贈る相手の住まいや生活圏に左右されずに使ってもらえるよう、全国百貨店共通の商品券や利用可能店舗の多いギフトカードなど、汎用性の高いものを選ぶのが安心です。さらに、贈る相手の年齢や立場によっては商品券があまり好ましく思われない場合もあります。特に目上の方や年配の方に対しては、伝統的な「消えもの」や実用性の高い品物を選ぶ方が丁寧な印象を与えることができるでしょう。このように、商品券を香典返しとして選ぶ際には使い勝手や金額の見え方、そして相手への敬意を意識した選び方が大切です。

商品券を選ぶメリット

これは香典返しに限ったことではありませんが、様々な冠婚葬祭の場面での「もらって嬉しい贈り物」のランキングを見てみると、もらった相手が好きなものを選べる商品券やカタログギフトが必ずと言っていい程上位にランクインしています。多くの人は自分が欲しいものを自由に選べることに魅力を感じているという事が分かりますね。従って、商品券は「贈った相手が喜んでくれる可能性が高い」、別の言い方をすると「失敗が少ない」という大きなメリットがあると言えるでしょう。

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同時に、香典返しを贈る側にとっても「品物選びで悩む事がない」というメリットがあります。高額な香典を頂いて金額に見合った品物を選ぶのが難しい場合でも、商品券なら金額を増やすだけでいいので大変便利ですね。

商品券を選ぶデメリット

商品券には「金額が明確になっている」という大きな特徴があります。一般的に香典返しはもらった金額の半額をお返しする「半返し」が相場とされています。しかし、出来れば相手に正確な金額が分かってしまうのは避けたいと考えるのは自然なことではないでしょうか。これは商品券を選ぶデメリットと言えるでしょう。

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また、商品券は明確な金額が記載されているので、現金と同じと考える人もいらっしゃいます。現金でいただく香典に現金でお返しするのは、もらった物を突き返す意味になるので失礼にあたるとされていますし、目上の方に現金を贈るのもマナー違反とされています。このようなことからも、実際は現金ではなくても贈る相手によってはマナー違反と思われてしまう可能性がありますので、目上の方や昔からの習慣を重んじる年配の方へは商品券の香典返しは避けた方がいいと言われています。このように贈る相手を選ぶのも、商品券を選ぶデメリットと言えるでしょう。

どんな商品券を選べばよい?

一口に金券・商品券と言っても、お米券や図書券、ビール券、グルメカードなど様々な種類がありますよね。最近ではAmazonカードのようなネットショッピング用のギフトカードも多数ありますが、香典返しとして贈る場合はどのような商品券を選べばよいのでしょうか。まず、特定の店舗でしか使用できない商品券は避けておきましょう。相手がお住いの地域によっては近隣に使用できる店舗がない場合もあります。また、ビール券やお米券のように特定の品物専用の商品券だと「好きなものを選べる」という商品券のメリットが無くなってしまいます。

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やはり、全国百貨店共通の商品券やカード会社が発行する商品券、クオカードが一番無難でしょう。百貨店の商品券は高級感がありますし、クオカードはややカジュアルな印象がありますね。贈る相手との関係や金額によって使い分けるといいかと思います。下記の項目では商品券の種類や特徴についてまとめてありますので、香典のお返しに商品券を選びたい場合の参考にしてください。

商品券の種類と特徴

前の項目で記載したとおり、商品券には様々な種類があります。香典返しに適した商品券やギフトカードについての特徴などをまとめました。どんな商品券を選んでいいのか悩んだ際はぜひチェックしてくださいね。

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百貨店・スーパーの商品券

  • 全国百貨店共通商品券:幅広い用途で使えるため、香典返しとして人気が高いのが特徴です。有効期限がなく、全国の主要百貨店で使用できます。
  • 地域の百貨店商品券:三越、高島屋、伊勢丹などの商品券は高級感がありますが、その百貨店でしか使えないため相手の住まいを考慮して選びましょう。
  • イオン商品券:日常的に利用できる点が魅力ですが、百貨店商品券より格式が下がるため親族や親しい間柄の方向けです。

クレジットカード会社の商品券

  • JCBギフトカード:全国約35万店舗で利用できる汎用性の高い商品券です。デザインも落ち着いており、フォーマルな印象を与えます。
  • VJAギフトカード:VISAカードが使える店舗で利用可能な商品券で国内外で広く使えます

プリペイドカード型の商品券

  • クオカード:コンビニ、書店、ガソリンスタンドなど全国約60,000店舗で使える便利なカードです。やや格式が下がるため、親族や若い世代向けです。
  • 図書カード:本好きの方への香典返しとして選ぶと喜ばれますが、使用場所が限定されるため相手の趣味を考慮しましょう。

デジタル系ギフトカード

  • Amazonギフトカード:若い世代に人気ですが、香典返しとしてはカジュアル過ぎる印象があるため親しい間柄や若い世代向けに限定して検討しましょう。

その他ギフトカード

  • 花券:お花を購入できる花券は明るさや癒しを届ける香典返しとして適しています。特に季節の変わり目や春先には、新しい季節の訪れを感じられるギフトとして喜ばれます。
  • グルメカード:全国のレストランやカフェで使えるグルメカードは「外食を楽しんでもらいたい」という気持ちを込められる香典返しです。商品券よりも少しカジュアルな印象があるため、親しい間柄に適しています。

商品券を贈る際のコツ

香典返しに商品券を贈る際に知っておいた方がいい、ちょっとしたコツがいくつかありますのでご紹介します。まずは商品券の枚数について。おつりが出ない商品券では金額や枚数も考慮する必要があります。 香典と同じように香典のお返しでも「4」や「9」のつく数字は「死」や「苦」を連想させ、縁起が悪いとされています。縁起の悪い数字を避けて枚数を調整しましょう。

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また、商品券は実用性が高い一方で個性的ではないという側面も持ち合わせていますが、そんな時は「商品券+品物」を贈るという方法がおすすめです。1万円分のお返しをするのであれば、5,000円分の商品券と5,000円分の品物を贈る、という感じですね。お返しの金額が高額になると見合った品物を選ぶのが難しくなりますので、悩んでしまう場合はこのような方法で商品券を上手に使ってあげると品物選びの負担も軽減されると思います。下記に商品券と組み合わせるのにおすすめの品物を掲載しているので是非参考にしてみて下さい。

商品券と品物の組み合わせ

商品券だけではやや味気ないと感じる場合には伝統的な「消えもの」と呼ばれる品物と組み合わせて贈るのもおすすめの方法です。たとえば、香り豊かな高級茶葉(煎茶や玉露など)や風味の良い上質な海苔の詰め合わせ、老舗の和菓子店が手がける詰め合わせなどは年齢を問わず喜ばれやすい贈り物です。

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また、実用性を重視したい場合には今治タオルに代表される上質なタオルセットや心を癒す入浴剤セット、さらに肌にやさしい天然素材の石けんやハンドソープなども人気があります。これらの品物を商品券と一緒に贈ることで形式ばらず、かつ心のこもった香典返しとして相手の記憶にも残る一品となるでしょう。

香典返しの挨拶状のポイント

香典返しに商品券を同封する場合、挨拶状の文面にはいくつか注意すべきポイントがあります。「商品券を同封いたしました」といった直接的な表現は避け、「お礼の品」や「心ばかりの品をお届けいたします」といったやわらかな表現を用いるのが一般的です。また「お心遣いに感謝し、日常の中でお役立ていただけるものをご用意いたしました」といった実用性に配慮した文言を添えるとより丁寧な印象になります。

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さらに、香典返しは宗教的な節目に合わせて贈るのが慣習となっているため、挨拶状の中でもその点に触れることが大切です。仏教であれば「四十九日」「忌明け」、神道であれば「五十日祭」など、それぞれの宗教に応じた表現を使用しましょう。このように、文面に細やかな気配りを込めることで形式的な挨拶状であっても、感謝の気持ちがより伝わりやすくなります。

商品券を郵送するには?

商品券は現金ではありませんのでどのような方法で郵送しても法律上問題はありませんが、実際は現金と同じようなものですので盗難や紛失を心配する方も多いでしょう。おすすめは一般書留か簡易書留で紛失補償を付けて郵送する方法です。

簡易書留であれば追加料金は350円で損害要償額は5万円まで、一般書留であれば追加料金は480円で、損害要償額は10万円まで補償を付けることが出来ます。(一般書留で10万円を超える場合は5万円ごとに23円の追加料金が必要で、最大500万円まで補償されます。)商品券の金額に応じて使い分けて下さい。

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書留はポストには投函されませんので、お礼状を別で送って香典返しを郵送した旨をお伝えしておくと親切ですね。また、商品券の水濡れなどを防ぐためにも緩衝材入りの封筒などを利用し、しっかりと包装して郵送した方が安心です。

商品券の香典返しに関するQ&A

Q.香典返しに商品券を選ぶのは失礼ですか?
A.現代では広く受け入れられていますが、相手の年齢や価値観によっては伝統的な品物を好む方もいます。関係性を考慮して判断しましょう。

Q.どのくらいの金額の商品券が適切ですか?
A.基本は半返し(頂いた香典の半額程度)です。高額な香典には3分の1返しも検討しましょう。

Q.商品券と一緒に品物も贈ったほうがよいですか?
A.商品券だけでは味気ないと感じる場合は、「消えもの」と呼ばれるお茶やお菓子、海苔などの実用的な品物を添えることで、より丁寧な印象になります。特に年配の方や格式を重んじる相手には、品物との組み合わせがおすすめです。

Q.香典返しで使えるおすすめの商品券はありますか?
A.全国百貨店共通商品券やJCBギフトカード、クオカードなど、使用範囲が広く実用性の高い金券が人気です。特定の店舗や品目に限定される券(例:ビール券、図書カード)は、相手によって使いづらい場合があるため注意が必要です。

Q.挨拶状には「商品券」と書いてもよいですか?
A.「商品券」という言葉は避け、「お礼の品」や「心ばかりの品」と表現するのがマナーです。また、「日常でお使いいただけるものを用意しました」といった文言を添えると、丁寧な印象になります。宗教に応じて「四十九日」「五十日祭」など節目の表現も配慮しましょう。

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香典返しに商品券を選ぶことは現代において一般的な選択肢となりつつありますが、相手との関係性や年齢、価値観などを考慮し失礼のない贈り方をすることが重要です。相手の立場や好みに合わせて適切な商品券やギフトカードを選び、丁寧な包装や挨拶状を添えることで感謝の気持ちを伝えることができます。香典返しに商品券を選ぶ際は、これらのポイントを参考にして相手に喜ばれる贈り物を選びましょう。

カタログギフトと商品券

香典返しにおいてカタログギフトと商品券はどちらも定番の選択肢として知られていますが、それぞれに異なる特性があるため、贈る相手や状況に応じた使い分けが重要です。それぞれの特徴を比較して確認してみましょう。まず、商品券は使用できる店舗が多く、実用性が高いのが大きな魅力です。全国百貨店共通券やクレジット会社発行のギフトカードなどは、幅広い世代に対応できる汎用性を持ちます。しかし、金額がはっきりと記載されているため相手に金額が伝わりやすく、場合によっては現金を返すような印象を与えてしまうこともあります。

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一方でカタログギフトは受け取った相手が自分の好みに合った商品を選べる点が大きなメリットです。価格帯も豊富に揃っているので、香典の金額に応じた返礼がしやすいのも利点です。また、商品券とは違って金額が分かりにくいため形式を重視する香典返しの場にも適しています。ただし、注文期限や操作のしやすさといった点では年配の方への配慮が必要です。このように、商品券は「実用性重視」、カタログギフトは「柔軟性と配慮」を重視したい場合に適しており、贈る相手の立場や関係性を考えた選択が大切です。

カタログギフトのメリット

カタログギフトの一番のメリットは、受け取った方が自分の好みに合った品物を自由に選べるという点です。香典返しを贈る際、相手の趣味やライフスタイルを細かく把握するのは難しい場合も多く、カタログギフトなら「相手に喜ばれるだろうか」という不安や負担を軽減することができます。また、カタログギフトは価格帯が明確に設定されているため、香典の金額に見合った適切な品物を選びやすいのも魅力です。

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さらに、カタログギフトは注文から配送までの仕組みが整っているため贈る側の負担が軽減されるのも大きなメリットです。複数の相手に贈る場合でも手間が少なく注文のミスや配送のトラブルを防ぎやすくなります。特に遠方に住む親戚や高齢の方への香典返しにも適しており、感謝の気持ちを届けることができます。また、掲載されている商品ジャンルが幅広く、日用品から趣味用品まで多彩なため年齢や性別を問わず多くの方に喜ばれやすいのも特徴です。こうした総合的な便利さが、カタログギフトが香典返しに選ばれる理由となっています。

カタログギフトを選ぶ際の注意点

カタログギフトを選ぶ際にはいくつか注意すべきポイントがあります。まず、デザインに配慮しましょう。香典返しとしてカタログギフトを贈る場合は派手なデザインや華やかなイメージのものではなく、落ち着いた色合いやシンプルで上品なデザインを選ぶことが望ましいです。

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次に、注文方法も重要なポイントです。特に高齢の方やインターネットに慣れていない方にはオンライン注文だけではなく、ハガキなどで簡単に申し込めるタイプのカタログギフトを選ぶと安心です。受け取った方が負担を感じずにスムーズに利用できるよう、注文方法をしっかり確認しましょう。

また、有効期限の明示にも注意が必要です。多くのカタログギフトには注文期限が設けられているため、受け取った方が期限内に利用できるよう配慮が求められます。挨拶状や添付する案内に注文期限をはっきりと記載し、相手が困ることのないように心掛けましょう。

最後に、カタログギフトを贈る際には必ず挨拶状を同封することをおすすめします。品物だけでは形式的な印象になりがちですが、感謝やお礼の気持ちを挨拶状で伝えることで温かみのある贈り物になります。特に香典返しは感謝を伝える大切な機会なので挨拶状には丁寧な言葉を添えるとより良いでしょう。

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香典返しにおいてカタログギフトは実用性と柔軟性を兼ね備えた選択肢として多くの方に支持されています。贈る相手の年齢や生活スタイル、好みに応じて、商品券とカタログギフトを使い分けることでより心のこもったお返しが可能となります。また、挨拶状や包装などのマナーにも配慮することで感謝の気持ちを丁寧に伝えることができます。

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