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香典のお礼と香典返しのお礼は立場が違います

香典のお礼が香典返しです

日本では、故人に関する一切の仏事が滞りなくすんだという報告とお礼で三十五日目もしくは四十九日目の忌明けにお礼状とともに品物を送るのが礼儀となっています。これを香典返しといいます。香典返しに添えられるお礼状には、いくつかの決まりごとがあります。

まず「、」「。」を使わないことです。なぜ使ってはいけないのか諸説ありますが、「法事もお礼状もつつがなく進むように」という理由が代表とされています。

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お香典返しに添えるお礼文について

最近では、お通夜やお葬式に来てくださった時に、お礼文と一緒にお香典返しを渡す場合が多く見られます。お礼文の文例については、インターネットなどでも調べることができますが、利用する葬儀会社の方で文例を用意してくれます。

香典返しとお礼の手紙

香典返しは必ず行われるわけではありません。地域によって香典返しの風習がないところもあります。また、一家の大黒柱が他界した場合や、両親が亡くなり子供たちだけとなった場合には、香典返しはしなくても良いと考えられています。

更に弔電に対してまで香典返しはしないのが一般的です。予め香典返しを辞退する人もいます。しかし、一家の大黒柱を失った場合や香典を辞退された場合でも、やはりお礼の手紙は書くのが礼儀です。

こうした手紙や香典返しの品物は、亡くなった日から49日目の忌明けの頃に送ります。亡くなった翌日から1日目と数えるのではなく、亡くなった日を1日目としてカウントして49日目が忌明けになります。

なお、このお礼状の文章には句読点を使わないのが特徴です。

香典返しに対してのお礼について

香典返しとは、故人の葬儀や告別式にご列席いただいた方へ、返礼の品をお送りすることです。多くの場合、品物などが自宅へ送られて来ます。お礼をするかしないか、どういった言葉をかけるか等、どのように対応をしたらよいのか悩んでしまうことがありますので、説明します。

香典返しの品をいただいたときは、基本的には、お礼の電話やお礼状は不要です。手渡しでなく、宅配便で届いたときにも同様です。しかし、送り主に対して、品物を受け取ったと言う連絡が少ないのは事実です。

そのため、送り主はちゃんと品物が届いているのか不安になります。そのため、ご自身が受ける立場にある場合は、電話でも良いのでお礼の挨拶をすることをおすすめします。お見舞いの言葉を主にして、香典返しが届いたことを伝えることがマナーです。

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