香典返しというのは葬儀に参列した人に送るお礼の品でもありますが、49日を過ぎてから行うのが一般的になってきます。基本的に手渡しではなくて、郵送だったりします。郵送の手続きはインターネットのギフトショップなどでも済ませることができるのですが、49日の法要までに誰に送るかを決めておくとスムーズに実行に移しやすくなってくるので便利です。
49日が終わり次第、発送手続きができるようにしておくのが必要になりますが、礼状などは商品と一緒に相手に贈れます。香典をもらった人に対して送るのがマナーでもありますが、通常は香典をもらっていない人には香典返しはしなくてもいい傾向があります。
礼状を書く際も香典返しはお礼の言葉を書かないのが決まりだったりもするわけですが、お礼といってもあくまでも葬儀に参列してくれたことへの感謝の気持ちを伝えるのが大事です。そして、礼状の文章などの書き方などは本屋で販売されている冠婚葬祭のマナーに関する本を参考にするとわかりやすかったりもします。
最近では香典を辞退している人も少なくないですが、その場合も相談して対応するのが正しいといえます。それに香典を勤務している会社などの職場から受け取った際は、その職場の社風に合わせるのが好ましくなってくるわけです。
もちろん、香典返しを送るタイミングもその住んでいる地域の風習を優先してみるのが重要視されてくるのです。
過去からのルールなどがないならば、まずは各自への返礼品を用意するのがもっともですが、早めに返すつもりで準備してみるのがいいため、1か月以内を目標に発送すると余裕も出てきます。
会社全体からもらったものであれば、お返しは不要です。そのケースだと菓子折りなどを送ってみるだけでも十分だったりもしますが、葬儀が終わってから出勤時に個包装などになっているお菓子を持っていくと1人1人に配りやすくなるので、使い勝手がいいです。
また、49日が終わる前に香典返しのほうをしてしまう方法もあり得るのですが、故人が亡くなってから通夜や葬儀の日に渡すことができる即日返しもあるからです。香典返しをするべきかどうかの判断は受け取った香典の額で判断してみると明確化しやすいですが、少ない額だと特に必要なくなってくる場合もあります。
金額に応じてお返しをすることができますが、挨拶状を添えて個人的に自宅まで宅配便などで郵送できると色々と手間も省かせられたりするのです。半返しなどを考えて、いくつかの種類を揃えると多くの人へのお返しをするのにも困らなくなってくるのですが、普段から同じ職場だったりと、付き合いのある人には香典返しも手渡しで送るのも現実的です。