納骨にあたっては、神式では神職、キリスト教式では神父や牧師の立ち会いのもと、厳粛にとり行いましょう。
重要事項
- 神式では火葬後すぐに納骨する
- カトリック、プロテスタントともに1ヵ月目に納骨するのが一般的
- いずれの場合も、埋葬許可書と認め印は忘れずに
神式・キリスト教式納骨をするときは
納骨にあたっては、神式では神職、キリスト教式では神父や牧師の立ち会いのもと、厳粛にとり行いましょう。
神式納骨は、火葬後すぐに行います
神式では、葬儀の当日、火葬後すぐに納骨するのが一般的です。遺骨を自宅に持ち帰った場合、十日祭から忌明けの五十日祭までの都合のよい霊祭を選んで行います。それまでは祭壇をもうけ、榊、洗米、塩、御神酒、果物、菓子、故人の好きだったものを一緒に供えてまつります。
神式納骨を準備します
【日時・場所を知らせる】
神式では、納骨の際に「埋葬祭」という儀式を行います。火葬後すぐに納骨しない場合、親族、ごく親しい知人、友人には、少なくとも2週間前までには、その日時、場所を知らせます。霊園、石材店、会食のための会場への連絡の手配は、仏式法要と同じです。
【玉串などを用意する】
埋葬式当日に必要なものは、玉串(榊に四手をつけたもの)、榊、銘旗、花などです。「埋葬許可証」と認め印も忘れずに持参します。
神式納骨の手順
神式納骨の際に行う埋葬祭では、まず遺骨を墓石の前に安置し、墓所の左右に榊、銘旗、花を対称に飾り、神饌(洗米、塩、水)を供えます。神職によるお祓い、祭司奏上、玉串奉奠ののち、参列者ひとりひとりが拝礼して玉串をささげます。
ふたたび神饌を供え、神職と参列者一同が拝礼して、埋葬祭を終了します。 終了後、茶菓や会食で参列者をもてなします。神職をもてなすことは少なく、かわりに「御膳料」を包みます。
納骨の時期は、カトリックもプロテスタントも同じです
カトリックは、1ヵ月目の追悼ミサの日、プロテスタントは、1ヵ月目の召天記念日に納骨するのが一般的ですが、とくに決まりはありません。火葬後、遺骨は自宅に持ち帰り、祭壇やふさわしい場所に安置します。遺影、花、ロウソクなどを飾り、朝夕お祈りをささげますが、まつり方についてもとくに決まりはありません。
キリスト教式納骨の手順
納骨にあたっては、神父(牧師)に必ず立ち会ってもらいます。参列者は聖歌(賛美歌)を歌い、神父(牧師)による聖書朗読、祈りをささげて終了します。「埋葬許可証」と認め印も忘れずに持参します。墓が準備できないあいだは、納骨室や教会で遺骨をあずかってくれます。
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