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仏式の葬儀・告別式に参列する場合

もともとは別のものである葬儀と告別式。いまは続けて行うのが一般的です。故人の冥福を祈り、最後のお別れをします。

重要事項

  • 葬儀と告別式が続くとき、一般会葬者は葬儀から参列してもかまわない
  • 一般会葬者が火葬場に行くときはあらかじめ申し出る
  • 子ども連れの弔問は控える

葬式とは、葬儀と告別式のこと。続けて会葬するのが一般的

本来、別々の儀式である葬儀と告別式を総じて「葬式」とし、これに参列することを「会葬」といいます。葬儀は、遺族、近親者、故人や喪家ととくに親しかった人などが、故人の成仏を祈る儀式。特別な場合を除いて、友人、知人、仕事関係、近隣の人といった一般の会葬者は葬儀には参列しないのが習慣でした。

一方、告別式は故人ゆかりの人たちが揃って最後のお別れをする儀式で、これには一般の人が参列します。葬儀に参列した人は、告別式にも参列するのが礼儀です。しかしいまでは、読経のあいだに、喪主、遺族、そして会葬者が焼香する略式の葬儀・告別式が主流です。その場合、式の区別があいまいなことが多いので、一般会葬者も葬儀の最初から参列するか、告別式開始の時間を見計らって出向きます。

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一般的な葬儀・告別式の流れ

  1. 受付
    葬儀から参列する場合は、開始10分前までに到着し、受付をすませる。受付の作法は通夜と同様。通夜に参列してすでに香典を供えている場合には、記帳のみ行う。受付後は案内にしたがい着順に座る。告別式のみ参列の場合も遅れないように。
  2. 読経、焼香
    僧侶の読経を静かに拝聴する。焼香は葬儀で喪主からはじまり、遺族、近親者などへと続き、告別式で一般の会葬者が席順に行う。式場の都合により、回し焼香や、縁台からの焼香の場合もあるので、流れが滞らないよう気をつけたい。
  3. 最後の対面
    焼香が終わったら、一般会葬者は外で出棺を待つが、故人との最後の対面を希望する場合、または遺族から望まれた場合は、遺族とともに最後のお別れをする。
  4. 出棺
    会葬者は、柩が式場から霊柩車へと運び出される出棺、および喪主や親族代表のあいさつに立ち合う。 通常、これで式は終わりだが、もし遺族に求められたら、火葬場へも同行する。

Q & A

Q 小さな子どもがいますが、弔問のときは、どうしたらよいのでしょうか。

A 基本的に、子ども連れの弔問は控えます。とくに通夜では、しめやかな雰囲気を損なうようなことを避けるためです。ただし、子ども自身の友達が亡くなった場合は、むしろ連れて行くほうが故人の供養にもなるでしょう。近所の告別式に一般参列者として焼香に行く程度なら、早めに出向いて焼香するか、早々に退席すればよいでしょう。その場合、子どもにも地味な色の服を着せ、周囲に迷惑をかけないようよくいい聞かせるなど気を配りましょう。移動も含めて短時間ですまない場合は、やはり子ども連れは避けたほうが無難です。

故人と最後の別れをする厳粛な葬式で守るべきマナー

[告別式参列で]

葬儀だけで告別式に参列できない、あるいは中座しなければならないとわかっているときは、あらかじめ末席に座っておきます。告別式終了後、一般会葬者や、つきあいがなくても近所に住む人は、できるだけ出棺を見送り、遺族のあいさつに立ち合いましょう。

それまで外で待つことになるので、寒い時季などにはコートをはおってもかまいませんが、出棺のときには必ず脱ぐのが礼儀。雨天の場合には黒っぽい色の傘をさす心づかいも必要です。霊柩車が動き出したら、合掌して故人を見送ります。

[火葬場から精進落しまで]

火葬場には、遺族のほかは、故人と深い関係にある人だけが行くのがふつうですが、一般会葬者も同行してかまいません。ただし、移動者や休憩所の席といった手配の都合もあるので、できれば事前に世話役などに申し出ておくほうがよいでしょう。火葬場での儀式や休憩所で待機しているあいだも控えめを心がけます。

遺族とともに喪家にもどってきたら、まずお清めをします。さらに、精進落としの誘いがあれば遠慮せずに出席し、故人の思い出を語るなど、通夜振る舞いのとき同様にふるまいます。なお、ここでは遺族に慰めの声をかけてもよいでしょう。

[あいさつの作法]

式場に入ったあとや焼香のときなど、遺族や知人とのあいさつは「目礼」が原則です。これは遺族への配慮のひとつでもあり、必要があれば遺族のほうから会葬者に声をかけてくるでしょう。告別式が終了した時点で辞去するとき、あるいは火葬場からそのまま辞去するときに、遺族の状況が許すようであれば、「どうぞ、おからだを大切になさってください」などとあいさつしてから帰ります。

そのほか、式場で知り合い同士で行動したり、大きな声で談笑したりしない、儀式参列中は携帯電話の電源を切っておく、自宅での葬儀で出棺のときには道路にはみ出さないようにするなど、葬儀でのマナーや常識的エチケットはきちんとまもりましょう。

葬儀後のならわし「清めの塩」。塩をかけて、身を清めます。

仏式では、弔いのあと、死のけがれを清めるために行うならわしがあります。それがいわゆる「お清め」で、通夜や葬儀・告別式に参列して帰宅したとき、家に入る前に、門前や玄関先で行います。家人がいる場合は、塩を胸、背中にかけてもらうとよいでしょう。自分で行う場合は、肩のあたりや足元に振りかけます。

葬儀場からそのまま職場などに行く場合には、式場を出るときに塩を足元にまき、それを踏むことでお清めとする方法もあります。清めの塩は、かつては自宅にあるものを利用しましたが、現在では式場で配られる会葬礼状にセットされていることが多いので、 それを使います。なお、浄土真宗では、清めの儀式を行いません。

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