訃報を受けても都合により弔問できないときなどは、とりあえず弔電を打ちます。
言葉づかいなどのマナーも覚えておきましょう。
重要事項
- 弔問できない場合、まず弔電を打つ
事前にあて先や届ける日時、場所、喪主名の確認を - 電文は電話帳にある例文を利用すれば便利
忌み言葉には要注意
弔電の打ち方
訃報を受けても都合により弔問できないときなどは、とりあえず弔電を打ちます。
言葉づかいなどのマナーも覚えておきましょう。
弔問できないときは、早めに弔電を打っておきます
事情があってすぐに弔問ができないときなどは、とりあえず弔電を打っておきます。
弔電は故人の冥福を祈り、遺族へのお悔やみの心を伝えるためのものなので、遅くても葬儀の前日までに届くよう早めに申し込みます。
そして後日、改めて弔問するか、お悔やみの手紙を送りましょう。
電話での申し込み方法は下記の通りです。
【電話での弔電の申し込み先】
受付時間 | 配達時間 |
---|---|
8時~19時 | 当日中 |
19時~22時 | 翌朝8時以降 |
携帯電話や自動車電話からもOK
文例・・・ハローページに抜粋版を掲載
弔電もインターネットなら24時間OK
現在では、インターネットを通じてNTT各社ホームページの「D-MAIL」というコーナーから電報が打てます。
24時間受付なので、電話や郵便局などでの受付時間が過ぎてしまったときなどにとても便利。
料金の支払いには、クレジットカードが使えます。
携帯電話からはNTTドコモのiモードのみ打電可能です。
【インターネットでの弔電の申し込み先】
インターネット/D-MAILページにて
受付時間 | 配達時間 |
---|---|
24時間 | 8時~19時受付分は当日配達 |
19時~22時受付分は翌朝8時以降の配達 |
台紙と文例・・・画面上で全種類が選べるようになっている。
料金はクレジットカードでの支払いも可能
【郵便局/レタックスを窓口で申し込み】
受付時間 | 配達時間 |
---|---|
各郵便局の業務時間内 | 15時ごろまでの受付分は当日配達 |
文例など・・・用紙も文例も窓口に用意してある。料金は1枚580円~
弔電の申し込みは必要な項目を事前に用意して
弔電は速やかに、間違いなく、がポイント。
申し込むときは、事前にこんな項目をメモしておくとよいでしょう。
《必要項目》
弔電も、その言葉に気持ちが現れます。
弔電には、いくつかの決まり事があります。
それを充分わきまえ、相手への配慮を心がけたいものです。
用意されたものよりはオリジナルの電文のほうが気持ちが伝わる場合もあるでしょう。
ただし、弔電は葬儀で披露されることもあるので、忌み言葉を避け、わかりやすい言葉で。
宗教によっては、言葉づかいに注意が必要です。
【お悔やみ電報の文例】
番号 | 文例 | 字数 |
---|---|---|
7501 | ご逝去の報に接し、心からお悔やみ申し上げます。 | 23字 |
7506 | ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、故人のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。 | 42字 |
7512 | ○○○様のご逝去を悼み、ご冥福をお祈りいたします。 | 25字 |
7517 | ○○○様のご逝去を知り、驚愕いたしております。いたってご壮健と伺っておりましただけに、申し上げる言葉もございません。皆様のご落胆もいかばかりかと存じますが、どうぞご自愛くださいませ。ご冥福をお祈りいたします。 | 103字 |
7522 | ご尊父様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。 | 48字 |
7533 | ご母堂様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげます。お慰めの言葉もございません。今はただ、心から、ご冥福をお祈りいたします。 | 62字 |
7606 | 突然の悲報に接し、ご遺族様の悲しみいかばかりかと推察したします。お別れもできなくて、残念です。故人のご冥福をお祈りいたします。 | 64字 |
7607 | 突然の悲報に接し、驚いております。残されたご家族の皆様のご心情をお察しし、すぐにもお慰めに飛んでまいりたい気持ちですが、遥かな地よりご冥福をお祈りいたします。 | 79字 |
7613 | ご生前の笑顔ばかりが目に浮かびます。どうぞ安らかな旅立ちでありますよう、心からお祈りいたします。 | 48字 |
7621 | 御社社長様の不慮のご逝去の報に接し、御社一同様に衷心より哀悼の意を表します。 | 39字 |
※ ○○○は固有名詞をいれる
※ 左の数字は弔電文例の番号。固有名詞を入れるとその文字数もカウントされる。
※ 追加料金を払えば、受取人連名・毛筆書体・配達通知も利用できる。
忌み言葉に要注意!!
弔事全般において、不幸が続くことや悪いことを連想させる、いわゆる「忌み言葉」はタブーとされています。
最近ではあまり気にしない風潮もありますが、古くからのならわしとしてこだわる人もいるので、気をつけたほうが無難です。
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