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危篤の知らせ・訃報を受けたときは

知らせを受けたら、自分の立場をよく考えて行動することが大切。

遺族の胸中や周りの状況に気遣いながら・・・・・。

重要事項

  • 危篤の知らせを受けたら、できる限り早急に相手の元に駆けつける
  • 訃報に際しては、すぐに駆けつけるかどうか、自分の立場や状況に応じて判断する

危篤の知らせには、できる限り早く駆けつけます

【危篤の知らせを受けたら】

危篤の連絡をするのは、「生前に一目だけでも会ってほしい」という本人や家族の希望があってのことで、対象者は近親者および本人ととくに親しい間柄にある人たちに限られます。

ですから、その希望に添えるよう、できる限り一刻も早く駆けつけます。

最初に連絡を受けたときは、容態などは聞かずに、まずどこに行けばよいのか確認します。

とくに、行き先が病院の場合は、病院名、所在地、病室なども聞いておくほうがよいでしょう。

また、どうしても都合がつかないときには、あとでしこりが残らないよう丁寧に事情を伝えておきましょう。

急を要することなので、服装は普段着や職場での服装のままでも失礼には当たりませんが、派手なものは避け、アクセサリーははずしていきます。

本人と対面したら、長居は禁物。

家族に力を落とさぬように声をかける程度にして、早々に病院や自宅を辞します。

【遠方から駆けつけるなら】

遠方に住む近親者が危篤の連絡を受けたら、数日間滞在できる準備のほかに、万一のことを考えて、喪服の用意をしていくほうがよいでしょう。

ただし、危篤の段階から、喪服を持参したことがあからさまになるのは避けたいものです。

相手の家族に気づかれない工夫をしたり、後から来る人に託すなど、充分な配慮を忘れずに。

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宅配便を利用して喪服はあとからでも

喪服を持参して駅のコインロッカーに預けておくという方法もありますが、いまなら、発送の翌日には到着する宅配便を利用するのも一案です。

状況に応じて、自分の家族から宿泊先あてに送ってもらえれば、様子をみてからでも間に合います。

訃報を受けたら個人と自分の間柄によって対処

訃報の連絡を受けたら、まず必要なこと

(だれが・どこで亡くなり・どこで故人に会えるのか)さらに通夜や葬儀の日時や場所も確認します。

そのうえで、すぐに駆けつけるかどうか、自分の立場に応じて判断します。

近親者なら、すぐに駆けつけます。

このときも地味な平服で、通夜や葬儀の準備を手伝う気持ちで出向きましょう。

遠方からの場合は、宿泊の手配などをすませ、喪服や香典を携帯します。

故人と親しい間柄の友人知人ならば、たとえ人づてに聞いたとしても、すぐに駆けつけます。

とりあえずの弔問の際にはお悔やみを述べ、短時間で辞去するのがマナー。

手伝いを申し出るときは、人手が足りているかを確かめてから行動するほうがよいでしょう。

もし遺族から直接連絡を受けた場合は、次に連絡すべき人などがいるかどうかたずね、連絡係を引き受けると、遺族の手助けになります。

それほど親しくない間柄の場合には、通夜か告別式のどちらかに参列します。

近所の人で親しい間柄ならば、すぐに弔問し、必要に応じて台所仕事など裏方の手伝いを申し出るようにします。

それほど親しくなくても、とりあえず玄関先の弔問に出向きましょう。

近所でもほとんどつきあいがない場合は、告別式に参列するだけでもかまいません。

すぐに行かれないときは、代理人などの対処を

訃報が入っても、すぐには駆けつけられない場合もあります。

そのときは、代理人を立てる、弔電を打つ、手紙を書くなどの方法で、お悔やみの気持ちを伝えておくことです。

先方の状況を考えると、電話でお悔やみをすますのは感心しません。

後日改めて、都合を聞いたうえで弔問します。

[本人が不在のとき]

訃報の連絡を受けるべき当人が、出張や海外勤務、旅行中などの理由で不在のときは、本人に連絡がつくならば、家族がすぐにその旨を知らせて指示を仰ぎます。

例えば、夫が不在なら、妻が代理で弔問するというように。

本人に連絡が取れない、あるいは都合がつかないといった場合には、代理人が本人の名前で弔電を打つ、あるいは弔問をします。

できれば後日改めて本人が弔問に出向くべきですが、留守が長引くときは、お悔やみ状を送って喪家(そうけ)に欠礼をわびておきます。

[遅れて知ったとき]

諸事情により、連絡漏れがあったり、告別式の後で知ったりすることがあります。

そんな場合も訃報を知った時点で、まずは先方に連絡を入れ、遅れた事情を簡単に説明した上で、弔問にうかがうか、お悔やみ状を送ります。

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電話連絡のマナー

  1. 危篤の場合は、その人がどこいるのか聞く
    病院の場所などは自分で調べるくらいの配慮をしたい
  2. 訃報の場合は、故人や遺族のことなどは尋ねずに、必要最小限のことを確認。
    ほかへ連絡すべきかどうかも聞く
  3. 原則として、喪家(そうけ)へは電話をかけないようにするのがマナー

遺族に代わって、訃報の連絡を引き受けるとき

通夜・葬儀の連絡は、遺族から連絡を受けた代表者が、その後を引き受けるのが一般的な方法です。

どこまで連絡するか、遺族の意向があれば聞いた上で、会葬に来ると予想される人に連絡をします。

そのとき

  1. 通夜・葬儀の日程や場所
  2. 喪主の名前
  3. わかっていれば宗教

を伝えます。

会社関係者が連絡を受けた場合は、社内、取引先ともに社内調整を優先します。

Q & A

Q 主人の知人の訃報をいただきましたが、主人は単身赴任中で、私は体調を崩しています。
こんなときどうすればいい?

A 基本的にご主人の意向を尊重します。
本人の代わりに代理人が弔問されるとよいのですが、この場合、奥様以外の身内の方(ご長男など)が出向きます。
代理人が故人と面識がないなら、告別式だけでも。
受付で記帳の際には、ご主人の名前を書き、その右下に小さく「代」(妻の場合は「内」)と書き添えるのが作法です。

Q & A

Q 友人の訃報を人づてに知りました。
お悔やみに行くべきか迷っていますが・・・・・。

A いつ知ったのかにもよりますが、故人への思いが強いならば、まずは先方の都合を確認し、事情を説明した上で、すぐにお悔やみに行くことです。
遺族に辞退されたり、気後れするなら、お悔やみの手紙を添えて香典を送るという方法もあります。
すでに四十九日を過ぎている場合は、新盆や一周忌のときなどに、花やお線香を贈って弔意を表せばよいでしょう。

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